そのお口ポカンは歯並びからのサインかもしれません
テレビを見ているとき、眠っているとき、お子さまのお口がポカンと開いていませんか。未就学児の矯正は、歯を動かす治療ではありません。呼吸や舌の使い方など、歯並びの「土台」を整える治療です。当院では、噛み合わせにもよりますが、3歳ごろからのお子さまに、マウスピース型の装置「マイオブレース」を使った矯正を行っています。「うちの子に矯正は必要なの?」とお考えの方は「相生おとなこども矯正歯科」までご相談ください。
お子さまにこんな様子はありませんか

目の下のクマ、乾きがちな唇、ポカンと開いたお口、下に落ちた舌。どれも、鼻ではなくお口で呼吸しているお子さまに出やすいサインです。
慢性的な鼻づまりで口呼吸が中心になっていると、舌の位置も低くなりがちです。呼吸・舌・口まわりの筋肉の使い方は、歯にかかる力やあごの成長に影響します。「うちの子もそうかも」と思った時点で、一度お口の状態を確認しておくと安心です。
歯並びは呼吸と舌から整えていきます
前歯の位置は、内側から押す舌の力と、外側から支える唇の力のバランスで保たれています。ところが、口呼吸のクセがあるとお口はいつも開いたままになり、このバランスが崩れます。前歯が前に押し出されたり、あごの成長が足りずに歯がガタガタに並んだりする原因は、こうした毎日のクセにあることが少なくありません。
だからこそ当院は、歯を並べる前に「なぜその歯並びになったのか」を診ます。原因が呼吸や舌にあるなら、そこから整えていく。それが未就学児の矯正です。

歯が生えそろう前が、始めどきです
あごの成長する力を借りられる時期だからです。上あごの成長は7〜9歳ごろにピークを迎えます。それより前に呼吸や舌のクセを整えると、あごの発育を正しい方向に導きやすくなり、永久歯が生えそろってから歯を動かすよりもお子さまの負担を小さくできます。
マイオブレースはお子さまにやさしい装置です
マイオブレースとは

マイオブレースは、オーストラリアで開発され、世界各国の小児歯科・矯正歯科で使われているマウスピース型の筋機能矯正装置です。ワイヤーの力で歯を引っ張るのではなく、装着している間に唇が自然に閉じ、舌が上あごの正しい位置へ誘導されるよう設計されています。歯を直接動かすための装置というより、口呼吸や低位舌といった「歯並びを乱すクセ」そのものを整えるための装置です。
装着は日中の1時間と寝ている間だけで、園や学校につけていく必要はありません。年齢や歯の生えかわりの段階に合わせて複数の種類・サイズが用意されており、診査のうえでお子さまのお口に合ったものを選びます。毎日の装着をくり返すうちに、唇・頬・舌の筋肉がトレーニングされ、鼻呼吸の習慣とあごの正しい成長を後押しします。
型取りの必要がなく、やわらかいシリコン製で痛みが少ない装置です。自分で取り外せるので、歯みがきも食事もいつも通りにできます。
装置と一緒に「アクティビティ」でクセを整えます
マイオブレースの効果を引き出すために、当院では「アクティビティ」と呼ぶ舌・呼吸・唇のトレーニングを通院に合わせて行います。お子さまが自分でできる内容を、楽しく続けられるペースで進めます。トレーニングの内容はアクティビティのページでご紹介しています。歯を無理に動かすのではなく、歯並びを乱している呼吸や舌のクセそのものにアプローチします。土台から整えるため、治療後の歯並びが後戻りしにくいことも特長です。
呼吸のしかたはからだ全体に関わっています
鼻には、吸い込んだ空気を加湿し、ウイルスや汚れを取り除くはたらきがあります。お口ではなく鼻で呼吸できるようになると、かぜをひきにくくなる、いびきが減って睡眠の質が上がる、日中の集中力が続きやすくなるといった、歯並び以外の変化につながる可能性があります。
ただし、鼻づまりがあるとそもそも鼻呼吸が難しいため、アレルギーや扁桃の状態など呼吸を妨げている原因がないかも合わせて診査します。

5ヶ月で前歯のすき間が改善した症例


上の前歯が前に出ていて、前歯の間にすき間もあったお子さまの症例です。診査の結果、主な原因は口呼吸でした。マイオブレースを寝る前の1時間と就寝時に装着し、唇・舌・頬・飲み込み方・呼吸のトレーニングを続けました。5ヶ月後、前歯のすき間が埋まり、上の前歯が下りて突出感も改善しています。
| 治療内容 | マウスピース型装置(マイオブレース)+口腔筋機能トレーニング |
| 装着時間 | 寝る前の1時間+就寝時 |
| 治療期間 | 5ヶ月 |
| 費用 | – |
| リスク・副作用 | 矯正治療は適切な診断のもとで行えば安全性の高い治療ですが、医療行為であるため副作用やリスクが存在します。装置装着や調整後に歯の痛みや違和感が生じることがあります。清掃状態によってはむし歯や歯肉炎のリスクが高まる可能性があります。歯の移動に伴い、まれに歯根吸収や歯肉退縮が起こることがあります。装置による粘膜刺激、口内炎、発音の違和感が生じる場合があります。成長発育には個人差があり、予測通りに進まないことがあります。永久歯の萌出状況や成長変化により、将来的に追加治療が必要となる場合があります。保定装置を適切に使用しない場合、歯並びが後戻りすることがあります。 |
よくある質問
Q. 何歳から始められますか?
A. 噛み合わせにもよりますが、3歳ごろからご相談いただけます。開始の時期はお口の状態とお子さまの協力度をみて判断するので、「まだ早いかな」と思う時期でも一度ご相談ください。
Q. 子どもが嫌がったらどうなりますか?
A. 無理にはさせません。当院はお子さま本人の「やってみよう」という気持ちを大切にしています。嫌がる場合は装着の練習方法を変えたり、時期を待ったりしながら、お子さまのペースで進めます。
Q. マイオブレースだけで歯並びはきれいになりますか?
A. お口の状態によります。あごの幅が足りない場合は拡大装置(バイオブロック)を、仕上げが必要な場合はマウスピース矯正を組み合わせることもあります。診査・診断のうえで、必要な治療だけをご提案します。
Q. 装置のお手入れは大変ですか?
A. 取り外して水洗いできるので、お手入れは簡単です。装着時間も日中1時間と就寝時だけなので、毎日無理なく続けられます。
