歯を動かすだけではきれいな歯並びは守れません

歯はいつも、内側の舌と外側の唇・頬の筋肉に囲まれています。矯正装置で歯をきれいに並べても、歯を押し続けるクセがそのまま残っていれば、歯並びは少しずつ元へ戻ろうとします。当院では矯正装置とあわせて「アクティビティ」と呼ぶお口のトレーニングを行い、後戻りしにくい歯並びの土台づくりに取り組んでいます。このトレーニングは、一般的に「MFT(口腔筋機能療法)」と呼ばれています。歯並びのトレーニングについて詳しく知りたい方は、「相生おとなこども矯正歯科」までご相談ください。

舌・呼吸・唇のクセが毎日歯を押しています

人は1日に何百回もつばを飲み込みます。そのたびに舌が歯を内側から押し、唇と頬が外から支えています。歯並びが乱れる背景には、日々の呼吸や舌の位置、姿勢のクセが関わっていることが少なくありません。

この力のバランスが崩れたまま歯だけを並べても、毎日の小さな力が歯を動かしてしまいます。院長自身、子どもの頃に矯正を受けたものの、口呼吸と舌の位置が変わらないまま歯並びが後戻りした経験を持っています(くわしくは院長紹介ページへ)。だからこそ当院は、歯を取り巻く環境から整えることを大切にしています。

頬杖や指しゃぶりも歯並びに関わっています

歯並びに影響するのは、舌・呼吸・唇のクセだけではありません。頬杖は、頭の重さがあごに一方向からかかり続けるため、あごの成長のバランスを崩すことがあります。指しゃぶりや唇を噛むクセは前歯を前へ押し出す力に、爪を噛むクセや歯ぎしりは特定の歯への負担につながります。ひとつひとつは小さな力でも、毎日くり返されることで歯は少しずつ動いてしまいます。アクティビティの通院では、こうした生活の中のクセもお子さまと一緒に確認し、やめられるような声かけや工夫をお伝えします。

通院とご自宅でのトレーニング

トレーニングは、通院とご自宅の二本立てで進めます。通院時には、舌の定位置「スポット」の覚え方や、舌を上あごに吸い上げて鳴らす「ポッピング」など、そのお子さまに必要なメニューをスタッフと一緒に練習します。

ご自宅では、覚えたメニューを1日数分、毎日続けてもらいます。大切なのは、意識しなくても正しい舌の位置と鼻呼吸が保てるようになるまで続けることです。通院のたびに定着度を確認し、できるようになったら次のステップへ進みます。

アクティビティで3つのクセを整えます

アクティビティで整えるのは、舌の位置・呼吸・唇と頬の力の3つです。どれもお子さまが自分でできる内容を、通院に合わせて少しずつ覚えていきます。

1. 舌の正しい位置を覚える

本来、舌は上あごに軽くふれているのが正しい位置です。舌が内側から刺激することで、上あごの骨は正しく成長します。舌が下に落ちている状態(低位舌)は、あごの成長不足や受け口の原因になるほか、睡眠の質にも関わる可能性があります。

2. お口を閉じて鼻で呼吸する

「お口ポカン」は口呼吸になっているサインのひとつです。口呼吸はお口の中を乾燥させ、むし歯や歯肉炎のリスクを高め、前歯を支える唇が開いたままになるため歯並びにも影響します。

3. 唇と頬の力のバランスをつくる

唇を閉じる力が弱いと、前歯は内側からの舌の力に負けて前へ傾きやすくなります。唇と頬の筋肉を育てて、歯を正しい位置で支えられるお口をつくります。

歯並びのためだけのトレーニングではありません

お口まわりの筋肉が正しく使えるようになると、歯並び以外にも変化が期待できます。舌の筋肉が育つことで滑舌が良くなりやすく、唇がしっかり閉じられるようになると、鼻呼吸が習慣づいてかぜをひきにくくなる可能性があります。口元が引き締まり、お顔の印象が変わってくることもあります。歯を並べるためのトレーニングは、お子さまのからだの使い方そのものを育てる時間でもあります。

お子さまのペースで、楽しく続けます

トレーニングの主役はお子さま本人です。当院では「自分でできた」を積み重ねられるように、内容と進むペースをお子さまに合わせて調整しています。気分が乗らない日があって当然です。無理にやらせるのではなく、できることから、本人のモチベーションを保ちながら進めます。取り外せる装置とトレーニングが中心のアプローチなので、むし歯のリスクを抑えながら治療を続けられることも特長です。

よくある質問

Q. 何歳から始められますか?

A. 未就学のお子さまからご相談いただけます。当院ではマウスピース型装置(マイオブレース)と組み合わせて行うことが多く、お口の状態に合わせて内容を決めます。

Q. ご家庭でも毎日やる必要がありますか?

A. 通院でやり方を覚えて、ご自宅では短い時間で続けてもらいます。毎日の生活に組み込みやすい方法や、飽きずに続けるコツもお伝えします。

Q. トレーニングだけで歯並びは整いますか?

A. クセが主な原因の場合は変化がみられることもありますが、あごの幅が足りない場合はバイオブロック、リンガルアーチ、急速拡大装置を組み合わせます。診査・診断のうえで、お子さまに必要な組み合わせをご提案します。

Q. 滑舌にも関係がありますか?

A. あります。舌が下に落ちていると舌の筋肉が育ちにくく、発音しづらくなることがあります。舌のトレーニングは滑舌の面からもお子さまの成長を支えます。

相生おとなこども矯正歯科 aioi dental clinic

〒678-0008 兵庫県相生市栄町12-3

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